原題が「THIRD STAR」。できればそのままで良かったのに。
11歳の娘曰く「日本人が好きそうなタイトル」。ほんとだね!
末期がんで余命わずかの主人公が、最後に大好きな場所へ友人たちと旅行したいと、旅に出るというストーリー。
映画自体、派手さはなく最初は、あれなんか期待はずれかな?と思ってましたが・・・。
死を前にしたベンの、歯に衣着せぬ物言いに、人生をグッサグサに突かれ、壁のはがれ落ちていく4人。
何となく、大人版「スタンド・バイ・ミー」を観るような感じでした。
ベネディクトはさすがの演技!そして介護人デイヴィ役がすごく良いです。ちょっとエミール・ハーシュに似ている。。。と思う。
この2人、服も最高で、アウトドアのベージュの上着にニット帽とか、デイヴィのセーターとか好み!シンプルなカートもカッコいい。やっぱり私は、オシャレすぎないオシャレが好きなのです。
ちなみに監督さんは「レイヤー・ケーキ」や「ブライアン・ジョーンズ」なんかの私の好きな映画にも携わった監督さん。脚本家も将来の有望株とのことですが、何かひとつ物足りないような気もしました。
でもラストにかけての展開は全員の演技も凄みを増して、とっても胸が苦しくなります。
男の人の友情って、なんとなく羨ましいものです。