まず、主演のエイサ・バターフィールドくんと、父役のデヴィッド・シューリスが大好きなのでそれだけでも入り込める作品でした^^
舞台が40年代ナチスドイツの時代。
ドイツ軍人の父が、収容所の中でも最も悲惨な「絶滅収容所」の勤務となります。
そんなことを知らない家族。
中でも8歳の長男ブルーノは収容所を「農場」と思い込み、同じ年の少年シュムールと友達になるのですが・・・。
まさか、ラストがあんなに恐ろしい結末だとは・・・><
この時代の映画をたくさん観ていますが、悲惨な時代ではあるのですが、ファッションがとても好きです。
特に、最初はお人形大好きなカワイイ女の子だったお姉ちゃんが、偏った教育でハイルヒットラーな恐ろしいお姉さんに変わっちゃうのですが、そのお姉ちゃんのお洋服が好きです。典型的なワンピースは永遠です!
さて、なんといっても子役が素晴らしい。
共演の俳優たちも絶賛の「目力」のある、エイサくんとジャック・スキャロン。
その純粋な演技でこの映画のリアリティも高まります。
冒頭、
「子ども時代とは、分別という暗い世界を知る前に、音と匂いと自分の目で確かめる時代である。」
というフレーズが流れます。
まさにこの映画はそれで、子ども時代の、いわば「動物的」な感性で、善悪を判断しているのです。
ラストは、因果応報のメッセージを思わせますが、特に子どもの美しい目の奥に純粋な動物的感性が垣間見える、そんな作品でした^^