ポネット「フランス田舎少女」

ポネット ドラマ

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母親を事故で亡くし、どうしてもその死を受け入れられない4歳のポネット。イエスさまのようにお母さんも復活して、会いにきてくれるはず。また話したい。そんな想いで祈り続けます。
でもお母さんは来ない。絶望するポネットに少しの奇跡が・・・
ジェーン・バーキンの元カレ、ジャック・ドワイヨン監督作品。
とにかくポネット役の子の演技がハンパない。演技なのかどうなのか、とにかく子どもがかわいくて、田舎の子どものファッションもとってもカワイイ♡
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ザックリとしたセーターが基本で、その中にワンピースを着たり、ジーパンやコーデュロイのスボン。赤やチェックのマフラー。ニット帽なんて、リアルに毛玉がついていて、もー可愛くってキュンとします。
お母さんが亡くなりうじうじしているポネットに対し、家族たちは結構シビア。もちろん優しくするんだけど、突き放している部分もある。
結局、悲しみは自分で乗り越えなくてはいけないんだなって感じます。
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なんといっても、ラストのセリフは、素晴らしかったのでちょっと長いんですがご紹介します。
母「お前と約束するために戻ってきたの。泣いたり、ふくれたりして悲しんで欲しくない。投げやりな子は嫌いよ。生きるのが怖い?私の娘なら難なく生きていけるはずよ。もし、死ぬとしたって元気よく死ぬの、はつらつと・・・でもあなたには未来がある。まず、どんなことでも楽しむのよ、それから死ぬの。」
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ポネット「全部楽しんでから!」
母「そうよ、イヤイヤ生きてるの?」
ポネット「ううん、そんなのいけない!」
母「そうよ、命があるうちに何でもして、大切に生きるの。」
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もう、ほんと、泣きました。
ファッションチェックもいつつ、生きていくうえでぶち当たる難関にも楽しんでみようと思わせてくれる、そんな素朴な映画です。
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