めぐりあう時間たち「3つの年代の女性とお洋服」

めぐりあう時間たち ドラマ

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久しぶりにコンタクトのとれた友人からのおすすめ映画^^
1920年代「ダロウェイ婦人」の作者ヴァージニア・ウルフと、1950年代「ダロウェイ婦人」を愛読書とする平和な町で暮らす平凡な主婦ローラ、そして2000年代「ダロウェイ婦人」というあだ名のキャリアウーマンのクラリッサ。
小説「ダロウェイ婦人」を通して繋がる3つの年代の女性たちの苦悩と葛藤を描く、スタッフ、キャストとも超一流の作品です^^
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さて、なんといっても3つの年代のお洋服が観れちゃうのが醍醐味です。
20年代のお洋服はホント好きです>< ヴァージニアのトレードマークとも言える、ルーズな花柄のワンピースは「私もこんなワンピースで、野山を散歩したい!」と思っちゃいます。ニコール・キッドマンのスレンダーな体に合う!
そして、50年代。腰がしまったふんわりスカートのライン、カールした髪が印象的。ジュリアン・ムーアにとっても似合ってました^^
現代はラルフローレンのミセスっぽいファッションをメリル・ストリープが粋に着こなしていました。
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衣装を担当したのはアン・ロス。「コールド・マウンテン」でも組んだニコールは彼女の仕事がとっても気に入っているそう。
彼女はこの後も、スティーブン・ダルドリー監督の「愛を読む人」や「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」の衣装も担当しています。
スティーブン・ダルドリー監督は「リトル・ダンサー」の監督さんですが、とっても女優さんとの関係を築くのがうまそう。どの映画でもそうですが、例えばこの映画の3人、「愛を読む人」のケイト・ウィンスレット、「ものすごく〜」のサンドラ・ブロックなど、新境地を開拓させて見事成功させてるなって思います。
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この映画はとっても、複雑に3つの時代が入り組みますが、音楽も素晴らしいし、脚本もまとまっていて、演技もハンパないので、ばらばらなのに、とっても美しくひとつにまとまっています。
超一流の美しい完成度の映画です。

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